iPhoneの写真アプリで自動的に人物を分類してくれる「ピープル機能」。
一見すると便利な機能ですが、「削除したのにまた出てくる!」「非表示にできないのは不便」と感じている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、以下の疑問や悩みにお答えします。
- ピープル機能を非表示にする方法はあるの?
- 削除したはずのピープルが復活する原因と対策は?
- 誤って削除した場合、どうすれば復元できる?
結論から言えば、完全にピープル機能を無効化することは現時点ではできません。
しかし、この記事で紹介する削除手順や再スキャンの対策を実践すれば、「削除しても出てくる」問題を解決する現実的な方法が見つかります。

iPhoneのピープルが削除しても出てくる3つの原因とその対策

「iPhoneのピープルを削除しても再び表示されてしまう…」
この問題は、多くのiPhoneユーザーが経験する一般的な現象です。
ここでは、削除後もピープルが復活してしまう主な原因と、具体的な対策をご紹介します。
原因1:iCloudとの同期
iPhoneの「iCloudフォトライブラリ」が有効になっている場合、削除したピープル情報がiCloudにバックアップされているため、デバイス間で再び同期されてしまうことがあります。
このため、削除しても復元されるケースがよく見られます。
対策:iCloud同期をオフにする
- 設定アプリを開く
- 「[あなたの名前]」→「iCloud」→「写真」をタップ。
- 「iCloud写真」のスイッチをオフにすることで、同期による復元を防ぐことができます。
原因2:「最近削除された」アルバムの存在
iPhoneの写真アプリでは、削除した写真が「最近削除された」アルバムに30日間保管されます。
この期間中に復元が行われることで、ピープル機能内に再度表示される可能性があります。
対策:「最近削除された」アルバムからの完全削除
- 写真アプリを開く。
- アルバムタブから「最近削除された」を選択。
- 削除対象の写真を選び、完全に削除します。
原因3:自動スキャン機能
iPhoneは、充電中やロック画面でのアイドル状態時に写真をスキャンして人物を認識します。
このため、削除した情報が再スキャンによって復活する仕組みになっています。
対策:ピープル情報を部分的に残す
削除したい人物のフォルダが復元されるのを防ぐには、最低1人分のピープル情報を保持するのが効果的です。
この方法により、再スキャンで削除済みのピープルが復活する現象を回避できます。
iPhoneのピープルを非表示にする方法と設定の現状

「ピープル機能を使わないから非表示にしたい」という声も多いですが、現時点でiPhoneの写真アプリにはピープル機能を完全に非表示にする設定は提供されていません。
ただし、特定の人物を非表示にしたり、機能の表示頻度を減らす代替案はいくつか存在します。
方法1:特定の人物を非表示にする
- 写真アプリを開く
アルバムタブを選択し、「ピープルと撮影地」をタップします。 - 非表示にしたい人物を選択
該当する人物のフォルダを開きます。 - 非表示操作を実行
右上の「選択」をタップし、非表示にしたい人物を選択。左下の「非表示」をタップすることで、アルバムからの表示を抑えることができます。
方法2:ピープル機能の表示頻度を減らす
- 設定アプリを開く
「写真」をタップして写真アプリの設定画面に移動します。 - 「表示項目数を減らす」を選択
この設定を有効にすると、ピープル機能が表示される頻度を減らすことができます。
ピープル機能を完全に非表示にする方法はないため、「非表示」と「削除」を組み合わせた対応策が現実的です。
また、Appleへのフィードバック機能を活用し、「ピープル機能のオン・オフ設定を希望する」旨を伝えることもおすすめします。

iPhoneのピープルを誤って削除した場合の復元方法

ピープル機能で人物フォルダを削除してしまったけれど、「復元したい!」と後悔することはありませんか?
iPhoneの写真アプリには、誤削除を簡単にリカバリーできる方法があります。
方法1:ピープルを再スキャンして復元する
iPhoneは、充電中やロック画面でのアイドル状態時に写真をスキャンして人物を再認識します。
この機能を活用すれば、削除したピープルを復元できます。手順は以下の通りです。
- 削除された人物を「ピープル」に再登録する
- 写真アプリを開き、「アルバム」タブで「ピープルと撮影地」を選択します。
- 右上の「人を追加」をタップし、削除した人物を選択します。
- iPhoneを充電状態で放置する
- デバイスを充電し、画面をオフにしてしばらく放置します。これにより、自動スキャンが行われ、削除した人物が復元されます。
方法2:iCloudバックアップからの復元
削除したピープルがiCloudにバックアップされている場合、それを利用して復元することも可能です。
- iCloudフォトライブラリを確認
- 設定アプリで「[あなたの名前]」→「iCloud」→「写真」をタップ。
- iCloudフォトライブラリが有効になっている場合、削除した情報が同期されている可能性があります。
- iCloudから復元
- 「最近削除された」アルバムを確認し、必要に応じて復元します。
方法3:フォルダを手動で再作成
削除したピープルフォルダを手動で再作成することで、部分的に情報を取り戻せます。
- 対象の写真を選択
- 写真アプリで該当する写真を選び、顔の部分をタップします。
- 新しいフォルダを作成
- 「この人物を追加」と表示されるのでタップし、再登録します。
まとめ:iPhoneのピープル機能を快適に管理する方法

この記事では、iPhoneのピープル機能を上手に使う方法について紹介しました。
- iPhoneのピープル機能は、便利な反面、削除しても再び表示されることがある。
- 原因として、iCloud同期や自動スキャン、「最近削除された」アルバムの仕様が挙げられる。
- 対策として、以下の方法が有効
- iCloud同期を無効にする。
- 「最近削除された」アルバムから完全に削除する。
- ピープル情報を部分的に残すことで再スキャンを回避する。
iPhoneのピープル機能を適切に管理すれば、写真アプリをより快適に利用できます。
今回の記事で紹介した方法を参考に、ぜひ問題を解決してみてください!