「iPhoneのカメラを使う時に出てくる チューリップってなに?」
この記事では次のポイントを解説します。
- iPhoneのカメラに表示されるチューリップマークの意味とは?
- マクロ撮影コントロールの設定方法を初心者にも分かりやすく解説!
- マクロ撮影で失敗しないコツと写真を綺麗に撮るテクニック
- 編集アプリを活用して写真をさらに引き立てる方法

iPhoneのマクロ撮影機能は、花や小物を撮影する際に大活躍します。
この記事を読み終える頃には、マクロ撮影を使いこなし、魅力的な写真を撮影する自信がつくはずです!
iPhoneカメラのチューリップマークとは?

チューリップマークの意味と役割
iPhoneのカメラに表示されるチューリップマークは、マクロ撮影モードを示しています。
このモードを使うことで、被写体に非常に近づいても鮮明な写真を撮影することが可能です。
通常、iPhoneでは約2センチ以内でピントが合うように設計されています。
このモードは、特に花や小物など、細かなディテールを捉えたいときに非常に役立ちます。
チューリップマークは、自動でマクロ撮影モードに切り替わる際に表示され、被写体に近づくと自動的に活用されます。
これにより、iPhoneを手軽にマクロレンズとして使用でき、身近なものを鮮明に撮影できるのです。

チューリップマークが表示される条件
チューリップマークのアイコンが表示されるためには、いくつかの条件があります。
1つ目の条件:被写体との距離
チューリップマークは、カメラが被写体に約2センチ以内に近づいたときに表示されます。
距離がこれ以上離れていると、マクロモードに切り替わりません。
2つ目の条件:iPhoneの設定
「マクロ撮影コントロール」がオンになっている必要があります。
この設定を有効にすることで、被写体に近づいた際にチューリップマークが表示され、モードを手動で切り替えることができます。
3つ目の条件:対応機種である
この機能は、iPhone 13 Pro以降のモデルで利用可能です。
これ以前のモデルではチューリップマークは表示されません。

※ソフトウェアの不具合も可能性の1つです。この場合、iPhoneを再起動するか、最新のiOSにアップデートすることで解決することがあります。
iPhoneのマクロ撮影コントロールの設定方法

iPhoneのカメラで「チューリップマーク」を表示させたり、マクロ撮影をより快適に楽しむためには、マクロ撮影コントロールの設定が重要です。
この設定を行うことで、自動切り替えを利用するか、手動で切り替えるかを選ぶことができます。
ここでは、設定方法を分かりやすく説明していきます。
設定アプリからの手順
マクロ撮影コントロールを設定するための手順は、以下の通りです。
- 設定アプリを開く
ホーム画面から「設定」アプリをタップします。 - カメラを選択
設定の中にある「カメラ」の項目を見つけ、タップします。 - マクロ撮影コントロールをオンにする
「マクロ撮影コントロール」というスイッチをオンに切り替えます。これにより、被写体に近づいたときにチューリップアイコンが表示されるようになります。
この設定をオンにすると、撮影中に画面に表示されるチューリップマークをタップするだけで、手動でマクロモードをオン/オフに切り替えることが可能になります。
一方で、オフのままにすると自動で切り替わる設定が維持されます。

マクロ撮影オン/オフの違いと使い分け
マクロ撮影コントロールをオンにするかオフにするかによって、iPhoneの挙動が変わります。
それぞれの違いと使い分けのポイントを解説します。
オンの場合
マクロ撮影コントロールをオンにすると、撮影中に「チューリップマーク」が表示されます。
このマークをタップすることで、マクロ撮影モードを手動でオンまたはオフに切り替えられるようになります。
例えば、通常撮影とマクロ撮影を状況に応じて使い分けたいときに便利です。
オフの場合
コントロールをオフにすると、iPhoneが被写体との距離を自動で検知し、マクロ撮影モードを自動で切り替えます。
これにより、ユーザーが特に操作しなくてもスムーズに撮影できます。
ただし、被写体との距離が変わるときに「カクッ」と動くような切り替えが発生する場合があります。
使い分けのポイントですが、頻繁に近接撮影を行う場合や、自分で撮影モードを管理したい場合はオンが適しています。
逆に、細かい設定を気にせずシンプルに使いたい場合はオフがおすすめです。

マクロ撮影コントロールを利用するメリット

マクロ撮影コントロールを有効にすると、撮影体験がさらに向上します。
そのメリットは以下の通りです。
- 自由度が高い撮影が可能
手動で切り替えられることで、マクロモードを使いたいときだけ利用でき、必要がなければ通常モードで撮影を続けることができます。 - 撮影のストレスを軽減
被写体との距離による自動切り替えが原因で「カクッ」となる不快感を回避できます。自分のペースでモードをコントロールできるのは大きなメリットです。 - クリエイティブな撮影に最適
チューリップマークを活用することで、近接撮影の際に意図的にぼかしを作ったり、被写体を際立たせたりと、自由な表現が可能になります。

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マクロ撮影で失敗しないポイント
マクロ撮影は、美しいディテールを捉えられる魅力的な機能ですが、いくつかのポイントに気をつけないと写真がぼやけたり、期待通りの結果が得られなかったりすることがあります。
ここでは、失敗を防ぎ、満足のいく写真を撮影するためのコツをご紹介します。
被写体との適切な距離を保つ
マクロ撮影で最も重要なのは被写体との距離です。
iPhoneのマクロ撮影は、約2センチ以内でピントが合うように設計されています。
これ以上離れると、ピントが合わなくなるため、注意が必要です。
被写体に近づきすぎると、写真がぼやけたり、撮影範囲が狭まりすぎたりすることがあります。
一方で、適切な距離を保つことで、被写体の細部を鮮明に撮影できるだけでなく、背景とのバランスも取りやすくなります。
撮影時には、画面をタップして焦点を合わせる「タップフォーカス」も併用すると、より精度の高いピント調整が可能です。
焦点がずれてしまう場合は、少しずつ距離を調整しながら撮影してみてください。

光量が十分な環境を選ぶ
マクロ撮影では、光の量が非常に重要な要素です。
光量が不足していると、画像にノイズが入りやすくなり、結果として写真がぼやけたり暗くなったりしてしまいます。
特に屋内や夜間の撮影では注意が必要です。
自然光が豊富な場所で撮影すると、写真が明るく、細部まで鮮明に写ります。
窓際や日中の屋外など、光がしっかり当たる環境を選ぶのがポイントです。
どうしても暗い環境で撮影する必要がある場合は、ライトを活用したり、iPhoneの内蔵フラッシュをオンにするのも効果的です。
また、光の方向も重要です。
被写体に対して斜めや横から光が当たるようにすると、立体感が強調され、写真に深みが出ます。

再起動で不具合を解消する方法
マクロ撮影中にチューリップマークが表示されない、ピントが合わないといった不具合が発生することがあります。
このような場合は、iPhoneを再起動することで問題が解消されることがよくあります。
再起動の手順は以下の通りです。
- iPhoneの電源ボタンと音量調節ボタンを同時に長押しします(機種による)。
- 「電源オフ」のスライダーを右にスワイプして電源を切ります。
- 数秒後、電源ボタンを長押しして再起動します。
この方法で、マクロ撮影機能が正常に動作しない問題を解決できる可能性があります。
また、iOSが最新バージョンでない場合、アップデートすることで不具合が解消されることもあります。

iPhoneカメラのチューリップマークのまとめ

この記事では、iPhoneのマクロ撮影機能を活用する方法について解説しました。
以下に重要なポイントをまとめます。
- チューリップマークはマクロ撮影モードを示し、被写体の細部を鮮明に撮影できる
- 設定で「マクロ撮影コントロール」をオンにすると、手動で切り替えが可能
- 適切な距離や光量を意識することで、失敗のない撮影ができる
